トマソンがエモすぎる!オイルタイマーとの共通点も!
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こんにちは!オイルタイマー芸人のノスタリウムと申します!
普段はオイルタイマーなどの液体おもちゃの記事を投稿しておりますが、
今回は
超芸術トマソンについて紹介致します。
「そもそもトマソンって何?」
と思われた方は、まず以下の画像をご覧ください。
貴方はこの画像にどのような感想を持たれましたでしょうか?
「なにこれ、階段?意味わかんない」
そのように感じられる方もいらっしゃるでしょう。
しかし!!言葉で言い表せなくてもいいんです!!
この画像に、少しでもト・キ・メ・キを感じた貴方!!
トマソンの基本情報
そもそもトマソンとは何?
超芸術トマソンとは何なのか。
まずはwkipediaから概要を引用してみましょう。
超芸術トマソン(ちょうげいじゅつトマソン)とは、赤瀬川原平らの提唱による芸術学上の概念。不動産に付属し、まるで展示するかのように美しく保存されている無用の長物。存在がまるで芸術のようでありながら、その役にたたなさ・非実用において芸術よりももっと芸術らしい物を「超芸術」と呼び、その中でも不動産に属するものをトマソンと呼ぶ。その中には、かつては役に立っていたものもあるし、そもそも作った意図が分からないものもある。 超芸術を超芸術だと思って作る者(作家)はなく、ただ鑑賞する者だけが存在する[1]。
wikipedia-トマソン–
要するにトマソンとは、
もともとは建物の一部だったが、今は役目を失い、ただ存在するだけの物です。
皆さんも道を歩いているときに、違和感を感じる空間や物体を見かけたことはありませんか?
例えば
・登った先が行き止まりになっている、無意味な階段。
・入ることも出ることもできない、ただそこにあるだけの扉
・窓や扉が無いのに、健気に雨を防ぎ続ける庇(ひさし)。
トマソン愛好家たちは、このような存在にただならぬ魅力を感じています。
そして「超芸術」として観察し、記録し、見守り…。
トマソンとして愛でる日々を過ごしているのです。
ネーミングの由来は?
トマソンというネーミングは、トマソンの概念を発見した赤瀬川原平さんが名付けました。
では「トマソン」とはどんな由来から来ているのでしょうか?
意外にも、プロ野球選手の名前から来ています!!
1981年に読売ジャイアンツに助っ人として入団したトマソン。
それ以前はバリバリのメジャーリーガーだったトマソンの来日に、巨人ファンは大いに活躍の
期待を寄せました。
しかし1年目はそこそこ活躍したものの、2年目は全く打てない。空振りを見せられる毎日…。
空振りばかり繰り返すにも関わらず、チームの軸となる4番打者として起用され続けたその姿が、
全く役に立たないにも関わらず、大切に保管されている例の階段やドアの概念を表すのにピッタリだったのです。
トマソンの魅力
トマソンは、始めから観賞用の芸術を目的として作られる訳ではありません。
土地や建物の変遷のなかで偶然生まれ、ひっそりと消えていく。
・いつ取り壊されるか分からない、次に訪れた時にはもう無いかもしれないという儚さ。
・本来の役割を失い、もう必要とされていないにも関わらず、雨の日も風の日もそこに存在し続ける健気さ。
・どんな経緯でそうなったのかを想像し、昔の姿に思いを馳せるノスタルジー。
・どこかボケた存在で、それ故の愛おしさ。世知辛い日常に現れる、ささやかな癒し。
トマソンが近所にあると、自然とその道を選び、ついつい眺めてしまう。
その姿を目にするたび、心がほんのりと和らいでいく。
今日も変わらず健気に佇むトマソンに、知らず知らず癒しをもらっているのだ。
もし突然撤去されようものなら、そのショックと喪失感は計り知れないだろう。
トマソンが撤去されたとしても、生活に支障が出る訳ではない。それでも、心にぽっかりと穴が空いたような日々を送ることになるだろう。
もう2度と見ることができないそのトマソンを、記憶から何度も呼び起こしながら。
トマソンとオイルタイマーの共通点
共通点その1 鑑賞目的の階段
そもそも「階段」とは
1 建物の上下の階など、高さの異なる場所をつなぐ、段々のある通路。
出典:goo辞書
「階段」と言えば、人が階を移動するための段差ですよね。
ところが、トマソンの階段とオイルタイマーの階段。
どちらも人が移動することはありません。
ただ鑑賞するための階段として、そこに存在しています。
階を移動するための階段ではなく、見て癒やされるための階段。
そういった意味でトマソンとオイルタイマーは、DNAを一部共有した
遠い親戚のような間柄ではないでしょうか。
共通点その2 存在そのものが癒し
トマソンは全く実用性のない「無用の美」として愛されています。
一方オイルタイマーも、日常生活に必ず必要かと問われると、そうではありませんよね。
ですが「トマソン」も「オイルタイマー」も、
ただそこにあるだけで癒しをもたらしてくれます。
情報過多・ストレス過多の現代社会に暮らす私たちは、
情報や感情を遮断して、ただボーッと眺められる存在を求めているのかもしれません。
トマソンをもっと知りたくなった貴方に
トマソンの歴史や考察、種類分けなど更に詳しく知りたくなった方は、
トマソン提唱者である赤瀬川原平さんの著書をぜひご覧ください!
単にトマソンについて学べるだけではなく、日常への観察眼や、
見えないものを見る想像力も養われること間違いなしの名著です!!
写真右下の黒い冊子は先日、トマソンについて書かれた冊子を雑貨屋さんで偶然見かけ、即購入したもの。
“WHITE ELEPHANTØ”さんの創刊号 『トマソン亜目 純粋階段類』です。
“WHITE ELEPHANTØ”さんはInstagramでも非常に質の高いエモ・トマソンを
多数投稿していらっしゃるので、ぜひチェックしてみてくださいね!
秘密基地にしたくなるようなワクワク感と哀愁がたまりませんね!!
みんなも家の周りや外出先で、ぜひトマソンを探して見て下さいね〜!!(*^^*)
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