昭和の名作おもちゃ、ポケットメイトとは!?オイルタイマーと共通の癒し効果は。

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オイルタイマーやウォーターゲーム、ラバランプ。
どれも見ているだけで、なぜか心が落ち着いたり、じんわり「いいなあ」と感じたりする不思議なアイテムですね。
ちゃんココ最近、その仲間に入れてもいいのでは?と思える存在を見つけました。
それがこの「ポケットメイト」です。
当記事では、ポケットメイトの歴史や種類について解説し、オイルタイマーとの共通点から「何故こんなに惹かれるのか」を考察したいと思います。
ポケットメイトの基本情報


ポケットメイトとは!?
ポケットメイトとは、1975年から1984年にかけて、トミー(現在のタカラトミー)が製造・発売していた、ポケットに入るミニサイズのアナログおもちゃシリーズです。
直訳すると”ポケットの相棒”となるこのゲーム、当時の販売価格は400円でした。
サイズは縦115mm×横70mm×厚さ17mm。
iPhoneに似たサイズ感で、片手にちょうど収まるプラスチックの箱。
その箱の中で繰り広げられる、野球やサッカーなどのスポーツ、迷路やパチンコ。ぜんまい仕掛けのレースゲームや、パズルにスロット・射的、シューティング…。
9年間の間に、実に200種類以上もの作品が販売されたようです。
ポケットメイトの魅力は何と言っても種類の多さ、携帯性の良さ、そして電池を使用しないところだと思います。
友達の家や公園で遊ぶとき、めいめいがお気に入りのポケットメイトをポケットに忍ばせ、みんなで交換したり得点を競ったりしていたのでしょうね。
遠足や旅行などで退屈だったバス・電車の長距離移動も、ポケットメイトによって大勢の子どもたちが救われていたと思います!



いかにも昭和を感じるノスタルジーがたまりません♡
アナログな仕掛けとレトロでカラフルな世界観は、水中輪投げゲームでおなじみウォーターゲームにも通ずるところがあります。
実際に当時のトミーのカタログでは、ポケットメイトとウォーターゲームは隣り合ったページに掲載されていました。


ちなみにウォーターゲームに関しては、以下の2記事でバッチリ解説しておりますので、気になる方はコチラもご覧いただけたら幸いです(*^^*)
ポケットメイトを手に入れるには?
・メルカリなどのフリマサイト
・まんだらけ、ハードオフ等のリサイクルショップ
ポケットメイトは1980年代に生産が終了し、2005年に出た復刻版も現在は販売終了しています。
残念ながら、今では新品をおもちゃ屋さんで買うことはできません。
しかし、その種類の多さや希少性ゆえにコレクターも多く、SNSでも熱心に収集・紹介している人が数多く見られます。
①フリマサイトで入手


実際に手に入れる方法としては、メルカリやヤフオク!などのフリマサイトが代表的です。
出品点数は日によって変動しますが、1個1000円〜2000円程度をベースに取引されているようです。
私もメルカリで20個以上のポケットメイトをGETしたので、気になる方はぜひ探してみて下さいね(*^^*)
\ 早いもの勝ち!お見逃しなく!! /
②中古ショップで入手
また、まんだらけやハードオフといった中古ホビーショップでも、偶然出会えることがあります。
運が良ければ掘り出し物が見つかるかもしれません!!



ビビッとくる相棒を見つけたら、迷わずゲットして下さいね!!
2025年9月にファンブック発売!!


さらにポケットメイトファンへの朗報として、2025年9月に「ポケットメイトマニアックス」という専門書籍が発売されました!!
私もさっそく購入してみましたが、当時のカタログ情報やパーツの分解図、国別でのデザインの差など、まさにマニアックな情報がまとまっていました。
コレクターはもちろん、初めて興味を持った人にも嬉しい一冊だと思いました♪
お気に入りポケットメイト3選


ポケットメイトの良い点の一つに、
「簡単すぎず、大人でも夢中になる絶妙な難易度」というポイントがあります!!
中には鬼畜仕様の難易度のものも…(笑)
私が所持している約20個の中で、面白いと感じたものを3つ紹介させていただきます!!
すでにyoutubeに投稿されていらっしゃる先駆者様のプレイ動画も紹介させていただきます。
①スタントサイクル
背景に流れてくる障害物を、タイミングよくジャンプボタンを押して避けていくゲームです。
ジャンプボタンを押してからジャンプするまでに絶妙なラグがあり、少し早めに押す予測能力が求められます。
障害物にぶつかった瞬間に無慈悲にゲームが止まってしまい、インチキの効かないシビアな仕様です(笑)


日本早まわり
東京がスタート、東京がゴール。
タイマーをセットし、制限時間内に日本を1周するというゲームです。
日本列島を無理やり長方形に収めたパワープレイを感じるデザインも魅力。
富山の隣が松江ですからね(笑)
もう少し頑張ればクリアできそう…!と思い挑戦するのですが、大阪らへんで終わってしまう…。
気付けば何度もチャレンジしてしまう絶妙な難易度です。


ハッピーダウンゲーム
ダイアルを回してスロープの角度を調整し、高得点のポケットに玉を導くゲーム。
スロープを玉が転がっていく様子はオイルタイマー味がありますね。
ですが、オイルタイマーと違ってイライラすること間違いなし!(笑)
玉の落ちるスピードが早いので相当スピーディなダイアル捌きが要求され、20点のポケットに入れるのは至難の業…!!
ぜひチャレンジしてみて欲しい!!
オイルタイマー達との共通点を考察。


当サイトの主役であるオイルタイマー。そして過去に紹介してきたウォーターゲーム、ラバランプなどの液体インテリア。
そして今回の記事にしたポケットメイトというおもちゃ。



私はそれら全てに強く惹かれてしまいます。
何故こういったグッズに心が惹かれるのか、自分なりに考えてみました。
共通点は、予測できない小さな揺らぎ。


まず、液体インテリアとポケットメイトは、一見すると全然違うおもちゃに見えますが、よく考えると共通点があります。
どれも「小さな箱の中で、液体や小物が勝手に動いていく」という仕組みを持っているのです。
私たちはただそれを眺めたり、ちょっと指で動かしてみたりするだけ。
あとは箱の中で起きる“偶然の動き”に身をゆだねることになります。
“1/fゆらぎ”が癒しのヒケツ。


“1/fゆらぎ”という言葉を聞いたことがありますか?
詳しくは別の記事で解説しますが、簡単に言うと
「規則正しさとランダムさの間にある、心地よい揺らぎ」のことです。
・ろうそくの炎
・水槽のポンプ泡
・川のせせらぎ
・木の葉のそよぎ
・オイルタイマー
この1/fゆらぎは、人間の心拍や脳波の生体リズムと共鳴し、精神的な安定やリラックス効果をもたらすと言われています。
ポケットメイトも例外ではありません。
転がる玉の速さや方向は、自分が傾けた加減やほんの少しの力の違いで変わっていきます。
「絶対こうなる」と分かっているゲームではないからこそ、ケースの中のパーツが動いていく揺らぎと、成功したときの安心感を同時に味わえるのです。
ノスタルジーが呼び起こす癒し


もうひとつの大きな要素は“レトロ感”です。
色とりどりの小物や液体のゆらめきは、昭和から平成にかけての玩具の雰囲気を思い出させ、懐かしさを呼び起こします。
子供の頃、実際に所持していた方にとっては、尚更でしょう。
心理学の研究でも、ノスタルジーは「安心感」や「幸福感」を高めることが分かっています。



「昔こういうの持ってたな」と思い出す瞬間そのものが癒しにつながっているのです。
小さな箱庭が与えてくれるリセット体験


オイルタイマーも、ウォーターゲームも、ポケットメイトも──。
共通しているのは「小さな箱の中に広がる、自分だけの宇宙」を持っていること。その小宇宙をのぞき込むとき、私たちは外の世界の忙しさを忘れ、目の前の揺らぎに没頭できます。
たった数分でも無心で眺めたり、指先でちょっと動かしたりするだけで、気分はリセットされます。もし今あなたが疲れているなら、机の上にオイルタイマーを置いてみてください。
そしてその隣にポケットメイトを並べてみるのも面白いかもしれません。
液体が落ちる時間と、小物が転がる偶然。
そのふたつのリズムが重なったとき、きっと心の中に「小さな癒しの空間」が広がるはずです。
まとめ:ポケットメイトもオイルタイマーの仲間入り!!
この記事では、ポケットメイトの概要やオイルタイマーとの共通点を解説しました!!
・昭和から愛された多種多様なアナログおもちゃ。
・購入するならメルカリや中古ショップで。
・2025年にファンブックも出版され、今なおファンが多い。
・癒しのヒケツは”1/Fゆらぎ”の心地よいランダム感。



箱庭の小さな癒しって良いですよね…。
当店でも、私が1つ1つセレクトしたオススメのオイルタイマー達を取り揃えています。
ぜひ一度、遊びに来て下さいね!!(*^^*)



